近年建てられた家屋は窓がサッシになり機密性が高く、すきま風などを防いでくれます。室内は冬でも暖房がたかれ過ごしやすい温度に保たれています。部屋が乾燥するとノドやお肌に良くないと加湿器を回し、湿度を保っています。
この人間にとって居心地の良い住空間は、実はカビにとってもピッタリの生育環境。家の中にいる種類のカビはだいたい10~35℃くらいが生息可能範囲であり、それ以上やそれ以下であるとあまり増殖しません。
日本でも冬は10℃以下の気温になることはざらにありますが、人間にとって居心地の良い温度に保たれる家の中ではカビの大好きな温度域なのです。
家の中にはカビのエサとなる有機物がいっぱい転がっています。食べ物のカスやホコリ・垢などです。こまめな掃除でもこれらを一つ残らず取りきることはできるでしょうか?